【少年野球・中学生野球指導者向け】成功率5割越え!?1・3塁から足で点を取る野球の作戦を紹介します!
はじめまして、みなみ先生です。
旦那が中学校野球部の顧問をしていて、野球好きの私もよく応援に行きました。
そこで旦那が中学生に教えていたことをいろいろ紹介します。
・どうしても1点が欲しい…
・チャンスは作ることができるけど、あと一本が出ない…
・1・3塁は作ることができたけど、バッターは全く期待できない…
そんなときに1塁ランナーをえさにして足で点を取るための作戦を紹介します。
また、作戦を知っていることは相手チームが同じ作戦を使ってきたときに防ぐ練習をすることができます。
ぜひこの作戦を覚えて、得点を挙げたり、相手チームが使ってきたときに防いだりできるようにしましょう。
o1・3塁から足で点を取るための作戦2つ
・1塁ランナーの飛び出し
・1塁ランナーの異常リード
また、そのポイントや成功パターンと失敗パターン
大きなチャンスをつぶしてしまわないように、いずれの作戦もツーアウトからの施行を推奨しています。
1塁ランナーの飛び出し
動きの説明
①ピッチャーがセットに入ると同時に1塁ランナーが飛び出し、2塁に向かう
※このとき同時に3塁ランナーがリードを行う
②ピッチャーが1塁ランナーを刺そうと2塁にボールを投げた瞬間に3塁ランナーがホームに突入する
成功させるためのポイント
oベンチ
・「早いって!!」と大きな声を出して1塁ランナーが飛び出したことをピッチャーに伝える。
・以下の方法で、怒られたランナーが慌てて飛び出したかのように演出する。
①前の投球時、サインなどでランナーに「走るな」の意思を示す。
②前の投球後に「なんで走らないんだ!」と怒り気味の声をかける。
o1塁ランナー
・必ず早めに飛び出すこと。ピッチャーがセットに入ると同時に飛び出す。
・ピッチャーがすぐに2塁に投げなかったときは2塁まで60~70%程度のところで止まり、ピッチャーに対峙する。その後再び2塁に向かう動きを見せる。
o3塁ランナー
・しっかりとリードを取る。ただし、ピッチャーが急に3塁に投げても刺されない程度の大きさにすること。
・ピッチャーの2塁への偽投(投げるふり)にだまされないように気を付け、手からボールが離れるのを確認してからスタートする。
・ピッチャーが送球せずにランダウンプレーになったら、ホームを目指す。
成功パターン
実際の成功パターンを紹介します。
①オーソドックスな成功パターン
送球がピッチャー→ショート(セカンド)→キャッチャーと転送されたが、3塁ランナーのホームインの方が早かった。
②ボークによる成功
ランナーの飛び出しに気づいたキャッチャーがピッチャーに伝えたために、以下のようなボークで成功したこともありました。
・ピッチャーが投球を途中でやめる。
・ピッチャーがびっくりしてとんでもない方向(私が見た試合では自分のベンチ)にボールを投げ込む。
oその他考えられるボーク
・ランナーをアウトにしようとするときに正規のプレート離脱をしない。
・飛び出しにびっくりして「ビクッ」と動く
失敗パターン
実際に考えられる失敗のパターンは以下の通りです。
・送球がピッチャー→ショート→キャッチャーと転送され、ホームに突入した3塁ランナーがタッチアウトになる。
・ピッチャーが送球せずに1塁ランナーを追いかけ、3塁ランナーがホームインする前に1塁ランナーがタッチアウトになる。
想定される失敗パターンを挙げましたが、旦那のチームはアウトを取られたことはありません。最悪でも1塁ランナーが盗塁成功の形で2・3塁になっていました。
1塁ランナーの異常リード
動きの説明
①1塁ランナーが異常に大きなリードを取る。
②ピッチャーが1塁に牽制を投げた瞬間に3塁ランナーがホームへ突入する。
成功させるためのポイント
oベンチ
・1塁ランナーに向かって「大きい大きい!」と声をかけるフリをしてピッチャーにリードが大きいことを知らせる。
o1塁ランナー
・ベンチからの「大きい大きい!」の声を無視する。
・ピッチャーが気になるくらい異常に大きなリードをとる。
・牽制で挟まれた瞬間に「やば!」と大きな声を出してファーストを引き付ける。
・ファーストがホームに投げなかったときは、ホームインまでアウトにならないようにする。(ツーアウトからの施行した場合)
o3塁ランナー
・ある程度大きなリードをとっておく。
成功パターン
この作戦はオーソドックスな成功パターンがメインです。
・ボールがピッチャー→ファースト→キャッチャーと転送されたが、ホームインの方が早かった。
・牽制やファースト→キャッチャーの送球間にエラーが起こる。
失敗パターン
実際に考えられる失敗のパターンは以下の通りです。
・ボールがピッチャー→ファースト→キャッチャーと転送され、ホームに突入した3塁ランナーがタッチアウトになる。
・牽制が偽投で、3塁ランナーが飛び出してアウトにされる。
ファーストの送球能力が高くてホームでアウトになる場面を見たことがあります。試合前のノックやキャッチボールでファーストの守備能力をしっかりと見ておく必要があります。
まとめ
少年野球・中学野球で1・3塁から点を取るための作戦を紹介してきました。
どちらも施行してきた中での成功率は5割を大きく超えています。
バッターの1本に期待するよりも確率は高いと思います。
攻撃のスパイスとして取り入れてみてはいかがでしょうか。