こんにちは。みなみ先生です。
作ったはいいが食べきれず、冷蔵庫に保管していたグラタンをカビまみれにした経験があるほどのずぼらです。
そんなずぼらにもウォーターサーバーを2年以上使ってきた経験があります。
私にはとても便利なものでした。でも…
青いレバーを引けば冷たい水が出て、赤いレバーを引けば熱いお湯が出るウォーターサーバー。
誰もがどこかで一度は見たことがあると思います。
「あれが家にあったら便利だろうな…」そんなあこがれから契約をし、2年以上使ってきました。
そんな経験者の私からすると、ウォーターサーバーの家庭での使用はおすすめしません。
今回はそのたった1つの理由をお話します。
〇コストパフォーマンスが悪い
ウォーターサーバーを利用している方のライフスタイルを否定する意図は全くありません。
メリット・デメリットを天秤にかけた上でそれでも使っているのなら便利な生活を送ることができてとてもよいことだと思います。
あくまでお金に余裕があるわけではなく、大きな住居に住んでいるわけでもない、一主婦の考えだとご了承ください。
「おすすめしない理由」を説明する前に、ウォーターサーバーを使用するメリットについてまとめました。
ウォーターサーバーを使用するメリット
ウォーターサーバーを使用するメリットは以下のものがあると考えます。
〇おいしい水が手軽に飲める
〇冷水、熱湯が簡単に出せる
〇水を買ったり運んだりする手間がなくなる
〇災害などいざというときの備蓄になる
これだけのメリットがあると考えます。
実際に使ってきた2年間もとても便利なものだと感じていました。
それでもおすすめしない理由について説明します。
コストパフォーマンスが悪い
たった1つの理由がこれです。
ウォーターサーバーを使う上で、最大のデメリットはコストパフォーマンスの悪さだと私は考えます。
ウォーターサーバー使用にかかるコスト
ウォーターサーバーを使用するにあたり必要となるコストは主に以下の3つです。
・水代
・電気代
・維持費(サーバー代・メンテナンス代)
維持費は無料の会社も多くあるため、メインとなるのは水代と電気代です。
実際のコストはどれくらいなのか、ウォーターサーバー大手3社のベーシックなプランのコストを表にまとめました。
いずれも月に24Lの水を消費するとした場合、4500円程度と決して安くない金額がかかります。
1か月に使う水の量が増えた場合にはもちろんその金額も増えますし、A社とB社は節電モードでの電気代なので、実際はもっと高くなると考えられます。
水があまった場合配送を止めるなどの手続きもできますが、ずぼらな私は水が余っているにも関わらず止め忘れて、水の在庫を抱えるとともに水代を支払うという間抜けな展開になっていました。
ここからは、各コストをウォーターサーバーを使わなかった場合と比較していきます。
水の代金
〇水道水の場合
地域によって違いがありますが、少し高めの設定で1Lあたり0.2円として計算をします。
0.2×24=4.8
全て水道水の場合には4.8円で同じ量の水を使うことができます。
〇ミネラルウォーターの場合
こちらも少し高めの設定をして、2Lあたり100円のものと過程します。
コンビニでこれくらいで買えます。
安いお店では、2Lで5~70円で買えますね。
100×2=1200
少し高めの金額設定で考えても、全てミネラルウォーターの場合には1200円で同じ水の量を使うことができます。
料理や沸かすお茶には水道水、飲料水にはミネラルウォーターと使い分けなどがあると思いますが、同じ量を全てミネラルウォーターでまかなったとしても1200円で24Lを手に入れることができます。
ウォーターサーバーの水代のコストがいかに高いかをお分かりいただけるでしょう。
ちなみに我が家でウォーターサーバーを契約する前に消費していた月あたりのミネラルウォーターの量はというと…ほぼ「0」です!!
あこがれに駆られてウォーターサーバーを契約したため、今までのライフスタイルでは必要なかったものに出費をすることになっていました。
電気代
私は某ショッピングモールにて、ウォーターサーバー会社の営業を受けて興味をもち、契約しました。
多くの方は見たことがあるであろう、ティッシュやバルーンアートを配っているアレです。
話を聞いて悩みましたが、決定打となったのが、「湯を沸かすと1Lあたり〇〇円の電気代がかかります。ウォーターサーバーなら△△円ですみます。お湯を使うたびに沸かすなら電気代はお得になります。」という言葉でした。
調べてみると、1Lのお湯を電気ケトルで沸かすのにはちょっと高くみて約3円の電気代がかかるそうです。
計算してみると……………………「ん!?」
3×24=72…
電気ケトルのが圧倒的にお得でした。
営業トークなんでしょうね…
しかも水代は1Lあたり水道水0.2円、ウォーターサーバー約170円と雲泥の差…
トータルコストはとんでもない差になりますね。
維持費(サーバー代・メンテナンス代)
これはウォーターサーバーを使用しなければもちろんかからないものなので、未使用の場合は0です。
それはお湯沸かせばよくない!?
さらにウォーターサーバーを使う上でのデメリットとして、ウォーターサーバーに頼りすぎてしまうということがあります。
それはお湯沸かせばよくない!?
ということでもウォーターサーバーのお湯を使ってしまっていました。
例えばカップラーメンを食べるときやコーヒーを飲むとき。
あれだけ味の濃いものに変えるのなら元が水道水だろうがおいしい水だろうが変わらないと思います。
ちなみ2年間使ってきて、
ウォーターサーバーのお湯で作ったラーメンうんめえ~~~( *´艸`)
と感じたことは一度もなく、私には違いは全くわかりませんでした。
でも、ずぼらな私はウォーターサーバーで熱湯が簡単に出せるとついそっちに手が伸びてしまい、水道水で作ってもおいしい水で作っても変わらないものまでウォーターサーバーを使ってしまっていました。
前述の通り、ウォーターサーバーの水はかなり高額ですので、これは金銭的にはもったいない行為でした。
ずぼら歴の長い私が言わせていただきますと、私に限らずウォーターサーバーという便利なものがあり、レバー一つでお湯が出せるとなると同じようなことをしてしまう方は多々いるのではないでしょうか?
今思うともったいない出費だったなと思っています。
ウォーターサーバーで使ってきたお金、溜めてみたら…
前述のように、コストパフォーマンスの悪さを挙げてきました。
現在ウォーターサーバーを使用している方も、これから使用する方も、ほとんどの方がクレジット契約にするのではないでしょうか。
毎月何万円と支払うクレジットカードの支払いで、月々4500円程度変わっても…と感じる方も多いことでしょう。
そこで、ウォーターサーバーを契約せずに、貯金していたらどうなるかをシミュレーションしてみます。
ウォーターサーバ代は月々約4500円。
使用しなかった場合にかかる電気代の差額やミネラルウォーター代を1000円と多めに見積もって考えることとする。
ウォーターサーバーを使用した場合とそうでない場合の1か月あたりの差額は3500円。
私のように2年間使用していたとすると…
3500×24=84000
家族で少し贅沢な旅行に行ったり、家づくりで我慢したものに充てることができる金額となります。
年数がかさめばかさむほどその金額が増えていきます。
ウォーターサーバーで使ってきたお金、投資してみたら…
次は投資した場合について考えます
〇1か月3500円を2年間積み立て、さらに18年間保有した場合
※子どもが成人するまでと考え、積立2年、保有18年の計20年に設定
o2年間の積立金
3500×24=84000
※短期となるため、この間の利率はないものとする
o84000円を18年間年利約5%で運用した場合
→約20万円
2年間使用していた分を投資に回していたら、年利5%で考えても20年後には20万円になっています。
ちなみにもし20年間使用したとするとその間の差額金額は84万円ですが、月々3500円ずつ投資し、年利5%で増えていくとすると、20年後には約140万円になっています。ウォーターサーバーを使い続けた場合と、投資をした場合の差額は約60万円にもなります。
まとめ
2年間使った経験として、ウォーターサーバーがとても便利で生活の質を高めてくれるものだということは感じました。
しかし、コストパフォーマンスを考えると私としてはおすすめできません。
床暖房と同じで、あれば快適なのでコストパフォーマンスには目をつぶりがちなものですが、ご自分のライフスタイルと経済設計をもう一度考えてみるのもよいと思います。
その上で必要であれば使うのことは否定しませんし、多少の不便があってでも使用をやめようと思うならそれがいいと思います。
ウォーターサーバーの使用を検討していたみなさまの参考になれば幸いです。