教師

受験生必見!!納得のいく内申が取れない方へ。元中学校教師が内申を上げるためのポイントを説明します。

受験生必見!!納得のいく内申が取れない方へ。元中学校教師が内申を上げるためのポイントを説明します。

みなみ先生

通知表の数字を上げたい!けど…

がんばってるのに内申が思うように上がらない!

どうしたらいいのか知りたい…

受験も近くなってきたこの時期、そう思う中学生のみなさんや保護者の方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、元中学校教師が内申点を高めるためのアドバイスをします!

この記事は私が勤めていた学校や地域での事例をもとに書いてあります。

学校や地域、教師によって異なることもあるので、参考程度にご覧ください。

5教科では最重要!定期考査で結果を残そう!

やっぱち

わかってるよ。

それができないから困ってるんだよ…

と言われてしまいそうですが、5教科ではこれが最重要となります。

定期考査で結果を残すことができなかったら思うような内申を獲得することができなくなる可能性が高まります。

みなみ先生

提出物や授業態度など、その他の評価にもよりますが大まかな目安は下記の通りです。

内申点とテストの点数の大まかな目安

内申点4→70台後半(できれば80は欲しい)~80台前半

内申点5→80台後半(できれば90は欲しい)~100点

・どうしても行きたい高校がある。

・なんとしても内申を上げたい

そんな気持ちがある方は、テストに向けて必死にがんばりましょう。

みなみ先生

「考査期間はもちろん、その前からコツコツとがんばることもとても重要です!

「実力テスト」のように1年生から今までの学習内容を全て網羅した受験問題レベルのテストは、内申の評価に踏まえないことも多くあります。

心配な場合は直接先生に聞いてみましょう。

「態度」の評価を上げよう!

このパートでは定期考査の結果とはちがった「態度」の面での評価の上げ方を紹介します。

以前は「関心・意欲・態度」今は「主体的に学習に取り組む態度」とされている「態度」の面の評価。

本来はもう少しちがう評価の仕方とされていますが、従来通りの評価をしている先生も多く、下記のような点で評価をしていることが多いと思います。

・提出物(長期休暇の課題を含む)

・ノート

・「感想」や「振り返り」などの書きぶり

・授業中の態度

・その他

「態度」の観点となる部分は担当の教師によって評価の仕方が全然ちがいます。

そのことも踏まえた上で、あくまで一例としてご覧ください。

提出物の評価について

以下が提出物を評価する上で主に大切になることです。

提出物を評価するポイント

〇期日を守っているか

〇範囲内をしっかりとやってあるか

〇+αがやってあるか

 ※+αとは

  解き方の解説を書く。間違えた問題を何度か解く。繰り返し解いた解答を付けるなど…

上記の3つポイントを押さえて、しっかりと提出できるようにしましょう。

テスト前日に勉強のために使って、そのまま机の上に放置してしまったなんてことがないように気をつけましょう。

ノートの評価について

ノートの評価のポイントは以下の通りです。

ノートを評価するポイント

・書くべきことがきちんと書いてあるか。

・黒板に書いたことだけではなく、教師や友達が話したことなどがポイントとして書いてあるか。

上記の提出物での評価もそうですが、評価のとり方は教師によって違います。

詳しくは後述しますが、どうしても内申を上げたい方は先生に「どうしたらノートや提出物の評価が上がりますか?」と質問をして評価を上げるためのポイントを押さえましょう。

「感想」や「振り返り」などの書きぶりについて

みなみ先生

まずは「感想」や「振り返り」とはどんなものを指しているのか解説します。

「感想」や「振り返り」とは、

「学んだことを書きましょう」「反省を書きましょう」など教師から指示されたりプリントに書いてあったりするもので、授業や単元を終えたあとに書くことが多いものです。

4科の授業では特に多くあると思います。

「感想」の例

〇5教科では、最後の振り返りや今日の授業での学びを書く場面

〇国語の感想文

〇体育の学習カード

〇音楽で発表や鑑賞のあとに書くもの

〇美術の作品カードや鑑賞カード    など

文章量のみで「態度」の観点で評価する先生もいれば、内容も踏まえて評価する先生もいます。

また、内容を見て「態度」以外の観点の評価とすることもあるので、量・内容ともに充実したものになるように心がけましょう。

内容を充実させるのがどうしても難しかったら、せめて量だけでも充実させることができるようにしましょう。

授業態度について

授業態度での評価は以下のようなポイントでされます。

授業態度を評価するポイント

・話をよく聞いて授業に取り組んでいるか。

・手遊びや無駄話をしたり寝たりしていないか。

・ノートやプリントをしっかりと書いているか。

・忘れ物がないか。

・積極的に挙手をしているか。

以上のポイントで評価をしている方が多いです。

授業を真剣に受けている。話をよく聞いている。積極的に授業に参加している。

態度からそんな気持ちが伝わると、ポイントが高くなります。

また、話をしているときにポイントポイントでうなずいている生徒は心証がよくなります。

評価とは直接関係がないですが、心証を高めておいて損はないと思いますので、授業中など意識できるとよいですね。

その他について

以上主なものを挙げてきましたが、それ以外にも以下のようなものも「態度」の評価とされることもあります。

・小テストの点数

・定期考査の点数

「小テストは暗記すればできる」

「定期考査でいい点がとれる生徒はやる気がある」

ということで、小テストや定期考査の点数を「態度」以外の観点に加えた上に、「態度」の観点でも評価する先生もいました。

そのようなこともあるので、どんなことにも手を抜かずにコツコツと真面目に取り組んでいくことが「態度」の観点での評価を上げる大切なことです。

とっても大事!!先生に直接聞こう!!

特に5科では定期考査の結果が何よりも大切なこと、「態度」の観点での評価を高めるために大切なことを説明してきました。

最後にもう1つとっても大事なことをお伝えします。

それは、先生に直接聞くこと!!

それも真剣に聞くことが大切です。

ある生徒が、「教科担当の〇〇先生にどうしたら成績が上がるか聞いたら、「ははっ。知るか」と言われただけでした」と言っていたことがあります。

フレンドリーな関係の先生にフレンドリーに聞いたら真剣ではないととらえられて、きちんと答えてもらえない場合もあります。

「真剣に成績を挙げたい」

その気持ちが伝わるように、真剣に聞きましょう。

また、真剣に成績を上げたいという気持ちが伝わることで、評価の中で有利に働くこともあります。

どうしても内申点を上げたい方はぜひ先生に「真剣に」聞いてみましょう。

では先生に聞いたらいいことや、聞き方を2つに分けて説明していきます。

「態度」の観点での評価を高める方法を聞こう。

上述してありますが、「態度」の観点をどうやって評価するかは先生によっていろいろ違います。

提出物やノート、授業態度など何を重要視して何ができていれば高評価がもらえるのかを聞きましょう。

・ノートや提出物の評価を上げるにはどうしたらいいですか?

・〇〇は評価と関係があるんですか?

といった、評価を上げるためにはどうすればいいのかを聞いたり何が評価につながって何が評価とは関係ないのかなどを聞いたりしましょう。

保護者面談などで保護者に聞いてもらおう

4科のある科目でどんなにがんばっても3しかつかない生徒が私の学級にいました。

テストでは9割以上とるものの、実技は私が見ても苦手なタイプでした。

保護者面談で、「どんなにがんばっても3しかつかない。テストも9割以上とっているのに…どうすればよいですか」と質問がありました。

教科担当にそのことを伝え、生徒にアドバイスをしてもらいました。

その先生からのアドバイスを実行したところ、それ以降は満足のいく評価を獲得することができるようになりました。

もちろん相談するだけで評価が上がることはなく、評価を上げるための努力が必要になります。

しかし、どうしたらよいのかわからないままがむしゃらにがんばるよりもアドバイスをもらって的確に正しい努力をした方が満足のいく評価の獲得に近づきます。

まとめ

元中学校教師が内申を上げるためのアドバイスを説明してきました。

内容を簡単にまとめます。

o定期考査に向けて必死に努力をして満足のいく結果を残そう

o「態度」の評価を上げられるように、できることをしよう

・提出物やノートの評価を上げる

・「感想」や「振り返り」は内容、量ともに充実させる

・授業に積極的に参加している姿勢を見せる

・評価の上げ方がわからないときはポイントを先生に聞く

この記事を参考にみなさんやお子様の内申が少しでも上がるとうれしいです。

自分の目標が達成できるようにがんばってください。